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【ポーセラーツとは?】

2022-01-01

大人のお稽古として定着している

『ポーセラーツ』

ですが

「ポーセラーツ、聞いたことあるけど実際どんなことするの?」
「敷居が高いイメージだけどレッスン代っていくらかかるの?」
「デザインに自信がないから自分にはできない…」

と思われている方もいるかもしれません。

しかし、初心者のかたでも簡単にできるのがポーセラーツの良さ

今回はポーセラーツ歴10年の私がポーセラーツについての疑問に詳しくお答えいたします。

これを最後まで読めばポーセラーツのすべてがわかります。

目次

  1. ポーセラーツって何?
  2. ポーセラーツの材料の名称について
  3. どんな道具を使って作るの?
  4. レッスン代っていくらくらいかかるの?
  5. どんな作品が作れるの?
  6. まずは体験レッスンから!教室選びのポイント
  7. 趣味を仕事に!ポーセラーツインストラクターコースとは?

1.ポーセラーツって何?

ポーセラーツとは株式会社日本ヴォーグ社がporcelain(磁器)とart(芸術)を組み合わせて作った造語です。

ポーセラーツは真っ白な白磁に転写紙(デキャール・シール)や上絵の具、金彩などを使い、

磁器に自由に絵付けをし電気炉で焼成し作品を完成させるクラフトです。

どなたでも簡単に世界で一つのオリジナル作品が作れます。

2.ポーセラーツの材料の名称について

1.白磁とは?

無色の釉薬をかけた白い磁器の総称です。

白磁はわずかに透光性があり、吸水性はほぼありません。

たたくと金属的な高い音がします。
転写紙や上絵の具のノリが良く、発色がキレイなのが特徴です。

2.転写紙とは?

絵柄のついた特殊なシートのことです。

シール感覚で簡単に白磁に貼ることができ、貼った後は電気炉で焼成すれば、はがれることはありません。

デザインに自信のないかたも大丈夫!

転写紙を使えばどなたでも完成度の高い作品が仕上がります。

色・柄・種類もたくさん種類がありますので、お好きなデザインの転写紙を探してみるのも楽しいですよ。

3.上絵の具

上絵付け専用の絵の具を上絵の具と呼びます。

粉状の絵の具でメディウムを混ぜて練って使用します。

白磁に自由に絵を描いたり、白磁に色を付けたい時に使います。

4.金彩

金やプラチナなどの色味で高級感を出したいときなどに金彩をプラスします。

筆で描く金液のほか、ペンタイプのセラミックマーカーを使えば、簡単に金彩を楽しむことができます。

5.電気炉

絵付けした作品は、電気炉で焼成(800度)して完成します。焼成には1日~2日ほどかかります。

3.どんな道具を使うの?

スキージー、パレットナイフ、ピンセット、ワイプアウトツールなど、様々な用具を使います。

お道具はすべてお教室で用意してあります。

4.レッスン代っていくらくらいかかるの?

レッスン代の構成は レッスン費+白磁代+材料費+焼成代 になります。

レッスン費は教室によって様々ですが1レッスン3000~5000円位が相場です。

(教室の先生が値段を設定しています。)

白磁代はものにより様々ですが、300円~数万円のものまであります。

転写紙代などの材料費は使用した分だけ支払います。

(転写紙1枚の値段は単色転写紙数百円から金やプラチナなど4000円くらいの高価なものまであります)

白磁や転写紙を持ち込みできる教室もありますが、持込料がかかる場合も。

焼成代は一つ100円~大きいものは500円など教室で設定されています。

お金のことは一番聞きづらいですが、気になる場合は事前に確認しておきましょう。

5.どんな作品が作れるの?

ポーセラーツといえば食器のイメージがあると思いますが、

白磁であればどんなものにもデザインできます。

ディフューザーや花瓶、お雛様や兜、

招き猫やだるまなどのインテリア、

ティッシュボックスやソープボトル

、鍋敷きなどの生活雑貨などなど…

ガラスにもデザインできます。

ぜひ作品集をご覧くださいね。

作品集

6.まずは体験レッスンから!教室選びのポイント

1.自分が気に入った作風で決める 

ポーセラーツといえば花柄やカラフルなデザインを思い浮かべる方が多いと思いますが、

中にはシックでモダンなデザイン、和風なデザイン、モノトーンなどを得意とした教室もあります。

どんな作風なのか、通っている人はどんな作品を作っている教室なのか

事前にブログやインスタグラムでチェックすることをお勧めします。

2.つくりたい作品がつくれるか

ポーセラーツ=洋食器を作るイメージがあると思いますが、

和食器のお重やお茶碗、フラワーベースやお雛様や兜などの節句インテリアなどなど

白磁の種類がたくさんあります。

やってみたい!と思う作品があっても、その教室ではレッスンメニューにないことも。

また、教室で扱っている転写紙には限りがあるため、好みの転写紙がない場合もあります。

白磁も同じです。自分が作りたい作品が作れるか事前に確認しておきましょう。

3.頻繁にSNSを発信しているか

頻繁にSNSを更新しているかはとても需要です。

頻繁に更新している=血の通っているSNSを発信している教室は

先生も意欲的で生徒様がたくさん来られている証拠。

人気の高い教室が多いです。

またSNSの発信の有無はその先生のモチベーションを表していることも。

長らく更新されていない教室は要注意です。

4.子連れOKか、NGか

お子様が小さいけどレッスンに通いたい!自分の時間が欲しい!と思われる方も多いと思います。

でも預け先がない…という方は子連れでもOKな教室をおすすめします。

反対にレッスン時間くらいは子育てを忘れて没頭したい!自分の為に時間を使いたい!

静かに落ち着いてレッスンしたい!という方は子連れNGのサロンをおすすめします。

事前に確認しておきましょう。

5. レッスン費用や入会金、その他費用はどうか

レッスン費や入会金、材料費等の価格設定に決まりはなく、

そのサロンの先生が自由に決めています。

レッスン費の相場は地域によって様々ですし、入会金があるところとないところも。

(入会金の設定はサロン運営や生徒様の質を維持する上で必要ですし、入会金がないほうがいいとは限りません)

焼成費も1作品100円~500円と幅があるので、たくさん作りたい方はそこもチェックしておくといいでしょう。

白磁や転写紙の持込料を設定している教室もありますので、気になる方は事前に確認を。

6.講師との相性

ここが一番大切なポイントだと思います。

せっかく楽しみにしていたレッスンなのに講師が不愛想だったり冷たい態度だったり

教え方が下手だったりしたら悲しいですよね。

事前に調べられるとしたらその教室のブログを読むこと。文章に人柄はあらわれます。

でも実際に会って話してみないとわからないことがほとんどですので、

まずは比較的安価に設定されている体験レッスンを受けてみて

(体験レッスンは入会金なしで受けれます)続けて通うかどうか判断しましょう。

上記以外にも、通いやすい場所にあるかどうかも重要です。

家の近くにいいと思う教室がなくても、アクセスが便利な場所であれば、

また車で通える範囲であれば、少しエリアを広げて探してみるのもいいでしょう。

7.趣味を仕事に!ポーセラーツインストラクターコースとは

こちらも詳しく別記事にて記載しています。

ポーセラーツインストラクターコースについて

まとめ

  • ポーセラーツは誰でも楽しく簡単に始められるクラフトです
  • 自分が作りたい作品が作れるサロンを見つけましょう
  • インストラクターの資格を取得すれば自宅で教室を開講できます

どんな作品を作りたいか、どんなデザインにしようか迷ったり考えたりする時間も楽しい時間です。

そして真っ白な白磁を自分の思うままにデザインし、出来上がった作品はあなたにとって特別なもの。

普段はなかなか自分の為に時間が使えない方も作業に没頭することで、心に余裕が生まれます。

自分のため、また誰かのことを思いながら作る作品ができあっがた時は、普段味わえない達成感が得られます。

うつわやインテリアにこだわれば日々の生活がもっと豊かに、もっと楽しむ事が出来ます。

ぜひ一度体験してみてくださいね。

→体験レッスン

Profile

1980年7月生まれ。兵庫県出身。男の子と女の子の二児の母。

2016年
ポーセリンアート教室 OBI Salonを設立・講師として年間100名以上を指導する
2019年
作家としてEtihad Modern Art Gallery ( アブダビ) に出展
2019年
節句ポーセリンブランドOBIを立ち上げる
2023年
株式会社OBI PORCELAIN設立代表取締役就任

@sawa_shibasaki